一番いじられたくない身体の部分といったら、一つは目、もう一つは口の中。
それも自分自身でいじるのだったら安心なのですが、医者とはいえ他人がいじるとなったら、なぜか不安になります。
そんなことを思うのは、ぼくだけでしょうか。知識と技術のない自分なんぞがいじくっても、どうせ何にもならないのは分かっているつもり。にもかかわらず、やっぱり不安で、いまだにちょっと怖いと感じます。
できれば、お医者なんかにお世話にならずに、健康でいられればそれが一番なのでしょう。しかしながら、こちらも生きている生身の身体です。あちこち、おかしくなるのは当然。
実は、ぼくの子どもの頃というのは、あんまり歯磨きの習慣なんて無かったのです。そのためでしょう。ぼくの口の中は、もうガタガタのメタメタなのです。差し場もやりました。ブリッジもやりました。部分入れ歯も、すでに装着しております。
これは確かに言えることですが、このどれもが、生まれ持って来た元の歯にはかなわないということです。やっぱり、親から貰ったモノが一番です。ところがです、その大切なモノを粗末に扱いすぎた罰で、いまではぼくの歯は、ブリッジやら入れ歯やらが大半になってしまいました。
入れ歯なんて、なかなか慣れないものですよ。いまだに違和感がありますからね。かといって、歯の根部分が残っていれば差し歯も可能でしょうし、欠けた歯の両隣の歯が健在ならばブリッジもかけられることでしょう。そのどちらもすでに無いとなれば、必然的に入れ歯となってしまいます。
そんなことを思っていると、最近では、まったく新しい技術もあるようなのです。それが、インプラントと言われるモノ。顎の骨に穴を開けてインプラントなる杭を打ち込み、それを土台として人口の歯をかぶせる技術だそうです。これなどは、その使い心地から、元の自分の歯とまったく変わらないのだそうですよ。
もっともこのインプラントなる治療法にも、デメリットはあります。まず、顎の骨を加工するので外科治療となります。そのため、骨粗鬆症や糖尿病などを患っている方の治療は困難であるようです。また、その治療費なども、通常の入れ歯などに比べて、何十倍ものおカネがかかってしまいます。
あれやこれやと考えてみると、最新技術なるものも、いまちょっと様子を見て、時間を置いてみて、検討するならそれからってのが、リスクを避ける意味では良いのでは、と思うのです。それまでは、今まで通りの、手慣れた治療でガマンしていたほうが良さそうですね。